皮膚の「赤み・痒み」の原因は人それぞれですが、主に乾燥からくる症状です。乾燥により皮膚のバリア機能が損なわれ、外からの刺激が入りこみやすくなり、肌内部で炎症が起きている状態です。いわゆる敏感肌です。皮膚はトラブルや炎症が起きると早く治そうとします。毛細血管の拡張や亢進です。
「赤み」は毛細血管を流れる血液が表皮を通して見えるのが原因です。刺激が真皮に伝わり過敏に反応し、拡張して赤くなります。
「痒み」は角質層の水分不足で角質層に隙間ができ、水分が蒸発し、外からの刺激が侵入し、痒みを感じる神経線維の数が増え、表皮に向かって伸びます。そうすると刺激に過敏になるため痒みを感じやすくなります。
起因 | 症状 |
---|---|
季節の変化 敏感 |
乾燥で皮膚バリア機能の低下 ちょっとした刺激でも痒くなる。 |
加齢 | 皮脂腺、汗腺の働きが低下 保湿力の低下。 男性ホルモンの減少で乾燥する。 |
高温・多湿 | 汗が出やすくなり汗腺などが詰まり、周辺の組織を刺激して炎症を起こす。 |
ハウスダスト・毒虫 | アレルギーが原因(昆虫などの毒性のある物質) 刺激となる特定の物質に反応し赤み・痒みとなる。 |
まずは、冷やす事です。基本は、洗う・冷やす・保湿する!!
キーワードは「洗う」「冷やす」「保湿」
肌を刺激しないように洗います。冷やす事で、赤み・痒みが和らぎます。
皮膚に炎症があると皮膚ビタミンが減少するため、表面からビタミンを補給することが重要です。ビタミンを補給するクリームを塗ってローション湿布をすると赤みや痒みが非常に早く引きます。
皮膚はとても薄くなっている為、皮脂膜の代りをするクリームやオイルで保護することも大切です。