ホワイトリリーは創業当初からこのカルシウムと肌との密接な関係に着目し、もともと水に溶けにくく、肌に浸透しにくいカルシウムを、独自の製法によりゲル化することで経皮吸収を可能にしました。以来、エイジングケアの機能性成分として、ホワイトリリーの主力商品に配合しています。

身体に６０兆個存在する細胞の働きは、血液中のカルシウムによって始められます。カルシウムは細胞内の情報伝達において中心的な役割をしています。
生体の免疫機能の調節や筋肉の収縮、ホルモンの分泌などの生命の維持に無くてはならない機能を調節しています。しかもカルシウムに代わるミネラルはなく、どうしてこんなに多くの役割を一つのミネラルに託しているのか不思議でなりません。

このようなカルシウムの情報伝達機能は細胞内と細胞外の驚くべき濃度差にあります。細胞内のカルシウム濃度を１万分の１に保つためには細胞膜にその仕組みが在ります。60兆の細胞は、膜の表面にカルシウムを通す細い孔、カルシウムチャンネルを持っています。

このチャンネルを通して細胞内にカルシウムが入ってくると細胞はこれを感知して働き始めます。使い終わったカルシウムはカルシウムポンプによって細胞の外へ追い出したり、細胞内にあるミトコンドリアの袋の中に閉じ込めて再び細胞内のカルシウム濃度を真空状態にします。 こうして少しのカルシウムが流れ込んでも細胞が働き出せるようにスタンバイしています。 皮膚細胞は特にカルシウムを必要としています。皮膚の新陳代謝（ターンオーバー）や皮膚の細胞の若々しさをコントロールしているのもカルシウムなのです。